第159章

二人が木島若凪の別荘に到着した時、周防浅奈は目の前の光景に絶句した。

豪奢な別荘は、まるで嵐が過ぎ去ったかのように荒らされていた。壁画は額縁から外され、ありとあらゆる引き出しが開け放たれている。

遠藤正志の部下が慌てて報告に来た。

「周防様、遠藤補佐。我々が到着した時にはすでにこの有様でした。めぼしいものは何一つ見当たりませんが、具体的に何をお探しで?」

三百平米を超えるこの屋敷を、あてもなく探すのはあまりに骨が折れる。

「私も確信はないの。もう一度探して。とにかく、妙なものがあったら全部ここに持ってきて」

周防浅奈の一声で、全員が散開し、再び搬出作業に取り掛かった。

奇妙な形...

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