第215章

麗海レストランのVIPルームで、天宮日那は周防浅奈に独特なデザインのジュエリーボックスを差し出した。

「奈々、今回は本当に助かったよ。これ、お礼のプレゼント。気に入ってくれるといいんだけど」

「日那が私にプレゼント? 珍しいわね」

周防浅奈は微笑んで箱を開けたが、その瞬間、背筋が凍りつくような感覚に襲われた。

箱の中に収められていたチョーカーは、どう見ても犬の首輪にしか見えなかった。宝石が散りばめられていようと、それは紛れもなく「首輪」だった。

周防浅奈の顔色が曇ったのを見て、天宮日那は慌てて説明を始めた。

「これ、今すごく流行ってるゴシック調のチョーカーなの。浅川逸がデザインし...

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