第219章

天宮日那をなだめすかし、彼女が完全に眠りについたのを見届けてから、周防浅奈は近藤永一の手を引いて客室を後にした。

二人がダイニングへ向かうと、伊東忠成がすでに夕食の支度を整えていた。

「周防様のご友人は、お食事にいらっしゃらないのですか?」

「寝かせてあげて。あの子も大変だったんだから」

周防浅奈は大きく溜息をつき、わざとらしく不機嫌そうな顔を見せた。

近藤永一は彼女にミルクを手渡す。

「誰かを陥れる策でも思いついたか?」

「陥れるなんて人聞きが悪い、人助けよ!」

周防浅奈は唇を尖らせたが、すぐに媚びるような視線を彼に向けた。

「永一、実は私一人じゃなくて、私たちが助けるの...

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