第239章

スマホの画面上で点滅し続ける赤い光点を見つめ、近藤永一はようやく安堵の息を吐き出した。

遠藤正志も胸を撫で下ろす。さっきまで、自分の首が胴体とさよならすることになるのではないかと生きた心地がしなかったからだ。近藤永一を怒らせた人間の末路など、悲惨なものに決まっている。

幸い、近藤永一は周防浅奈の行動を早くから予測していた。プランBだけでなく、CもDも用意していたのだ。

「港へ向かえ」

近藤永一の短い号令に、遠藤正志は即座に反応した。

「近藤学史と近藤有季が両社で指揮を執っています。御坂寧音とハッカー二人も港近くのレストランに待機中。阿部准将も軍用ヘリとボートを手配済みです。周防さん...

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