第24章

警察の到着は迅速だった。通報からわずか十分で別荘地に駆けつけると、関係者全員を署へと連行していった。

もちろん、周防浅奈を除いて。

近藤永一の顧問弁護士が急行し、警察と共に署へ向かう。

近藤永一がついている以上、周防浅奈に任意同行を求める度胸のある者など、そこにはいなかった。

近藤永一はそのまま周防浅奈を連れ、帰路についた。

周防家は家財道具が運び出され、荒れ放題となっており、とても人が住める状態ではなかった。

広間を一瞥しただけで、周防浅奈には自分のクロークルームがどんな惨状になっているか、容易に想像がついた。

帰りの車中、周防浅奈は終始表情を曇らせ、一言も発しなかった。

近藤永一...

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