第243章

翌日、周防浅奈が目を覚ましたのは正午を回ってからだった。実際には数時間しか眠れていない。

昨夜の狂乱を思い出し、頬が熱くなり鼓動が早まるのを感じる。

だが隣を見ると、近藤永一の姿はすでに寝室にはなかった。

周防浅奈は手で目を覆った。もう二度とあんな無茶はしない。絶対に節制する。一日一回で十分だ。

昨日、何度も「やめて」と懇願したのに、近藤永一はその都度、屁理屈をこねて止まろうとしなかったことを思い出す。

「女の『嫌』は『欲しい』の裏返しだろ。わかってるよ」

「奈々は大勢の人を救ったんだ。たっぷり褒美をやらなきゃな」

「俺を救うために命懸けだったんだろ。俺も精一杯、体力を使わせて...

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