第246章

近藤時弥は死んだ。正確に言えば、脳死だ。

もともと瀕死の重傷を負っており、もし周防浅奈が発見していなければ、とっくに出血多量で死んでいただろう。

周防浅奈が彼をあと一時間だけ生かしておいたのは、まさにこの時のためだった。

三上木作が病室に入ってきた時、周防浅奈はすでに手元の銀針をしまっていた。

「近藤時弥は大量出血による脳死よ。女の子たちの適合結果は出た?」

無表情な周防浅奈を見て、三上木作は一瞬言葉に詰まった。

彼女が再度問いかけると、ようやく彼は頷いた。

「ああ。角膜は二人の少女に提供可能で、視力回復率は90%だ。内臓、軟骨、皮膚もすべて提供できる。ただ……」

彼は言葉を...

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