第250章

周防浅奈は何度も目を凝らして確認したが、どう見てもその三葉甘味草《ミツバカンミソウ》は、翡翠の原石に直に根を張っているようにしか見えなかった。

金田氏の金庫にあった三葉甘味草の記憶を丁寧に手繰り寄せる。

そうだ、あの時、植木鉢の土の中には確かに緑や青の翡翠がゴロゴロと混ざっていた。

当時は単なる装飾だと思っていた。豪華客船の至る所に宝石が散りばめられているのと同じだと。

だが今、ようやく合点がいった。あれは飾りなどではない。三葉甘味草の「養分」だったのだ!

御坂寧音は何かを検索しているようだったが、やがて顔を上げて口を開いた。

「確かに翡翠の山ね。植物学者の分析データを見つけたわ...

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