第48章

まさかドアのすぐ外にいるとは思わず、遠藤正志は心臓が口から飛び出るほど驚いた。

彼は気まずそうに近藤永一を盗み見たが、当の本人は窓の外を眺めるばかりで、何を考えているのか読み取れない。

「ほら、住所送ってよ」

周防浅奈は買ってきた朝食をテーブルに置きながら、腹の底で煮えくり返るような怒りを抑えていた。

「あと誰が行くのかも教えて。……やっぱりいいわ、私が現場で写真を撮ってくるから、後で答え合わせしましょ」

周防浅奈はすでに決意していた。

近藤時弥の入社を阻止できないのなら、思い知らせてやるまでだ。

近藤時弥だけではない。彼に媚びへつらおうとする連中も、一人たりとも見逃すつもりは...

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