第17章 インターンシップトレーニング

彼女の口調は実直で、とても率直だった。

佐藤未希は眉を上げて中村奈々を見つめた。彼女がここまで単刀直入に自分の要求を口にするとは思わなかったらしく、そのことに少なからず驚いているようだ。

彼女は口角を吊り上げ、気だるげに言った。「自ら恥をかきたいと言うのなら、止めはしないわ。ついてきなさい」

中村奈々はようやく安堵のため息をつき、これで第一関門は突破したと悟った。

佐藤未希はすべてのインターン生を呼び集めた。

彼女は腕を組み、冷ややかな視線で一同を見渡す。

「今日皆さんを呼び出したのは、互いに顔合わせをしてもらうためです。これから皆さんはここで共に実習し、たった二つの正社員の枠を...

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