第47章
橘家。
源一郎と静香が玄関先に足を踏み入れた瞬間、冴子が満面の笑みで出迎えた。
「やっぱり……歳月は美人を裏切らないんですね。今日、カメラの前での所作ひとつひとつが、まさに名家の奥様って感じで。私もそのお歳になったとき、同じように品よくいられたらいいのに」
普段から奥様方の相手をしているだけあって、冴子の口はよく回る。褒め言葉など、息をするみたいに出てくる。
そして、褒められるのが大好きな静香は、たちまち頬を緩めた。
一方の源一郎は腹の内を隠したまま、ゆっくりとした笑みを浮かべる。
「哲也は有能だ。いずれ橘グループはさらに伸びるだろう。神谷が橘グループと組めるなら、先は明るい」
...
ログインして続きを読む
チャプター
1. 第1章
2. 第2章
3. 第3章
4. 第4章
5. 第5章
6. 第6章
7. 第7章
8. 第8章
9. 第9章
10. 第10章
11. 第11章
12. 第12章
13. 第13章
14. 第14章
15. 第15章
16. 第16章
17. 第17章
18. 第18章
19. 第19章
20. 第20章
21. 第21章
22. 第22章
23. 第23章
24. 第24章
25. 第25章
26. 第26章
27. 第27章
28. 第28章
29. 第29章
30. 第30章
31. 第31章
32. 第32章
33. 第33章
34. 第34章
35. 第35章
36. 第36章
37. 第37章
38. 第38章
39. 第39章
40. 第40章
41. 第41章
42. 第42章
43. 第43章
44. 第44章
45. 第45章
46. 第46章
47. 第47章
48. 第48章
49. 第49章
50. 第50章
51. 第51章
52. 第52章
53. 第53章
54. 第54章
55. 第55章
56. 第56章
57. 第57章
58. 第58章
59. 第59章
60. 第60章
縮小
拡大
