第26章

配信サイトに添えられていた写真は、さっき須藤郁夜の部屋の前で、立花真淵が俯いたまま彼女へ身を寄せた――あの一瞬だった。

撮る角度があまりにいやらしい。二人の距離は過剰に近く見え、まるで夢中で唇を重ねている最中みたいに映っている。コメント欄は須藤郁夜への罵詈雑言で埋め尽くされ、「既婚者と知ってて関係を持った」だの「恥を知れ」だの、見苦しい言葉が飛び交っていた。

新谷卿華は画面を眺め、ただただ馬鹿馬鹿しさに呆れた。

怒りで顔を歪ませた立花真淵を見上げ、ふっと笑い声が漏れる。

「立花真淵、頭おかしいんじゃないの。私にあなたたちを盗撮してる暇がどこにあるの? そもそも、今夜あなたが彼女の部屋...

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