第7章

 取調室に、突如として耳障りな笑い声が響き渡った。

 私は天を仰ぎ、涙が出るほど笑い転げた。その笑い声には、絶望と狂気、そして解放がない交ぜになっていた。

 キャサリン刑事の瞳が潤む。彼女は立ち上がり、オマリー刑事と目配せをすると、二人は静かに部屋を後にした。

 扉が閉まる瞬間、私の笑い声はぴたりと止んだ。糸が切れたように椅子へ崩れ落ちると、手錠が冷ややかな金属音を立てた。

 翌朝、警察署の正面玄関。

 昇ったばかりの太陽が、私の眼を刺すように照りつける。

 証拠不十分。警察はこれ以上、私を拘束しておくことができなかった。

 オマリー刑事が自ら私を見送りに来た。彼は私の肩をポン...

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