第118章 どこまで追い詰められたか

十数分もしないうちに、パトカーがサイレンを響かせて会社の正面に滑り込んだ。

夏目凛、橘彩花、鳴瀬優真、そして会社の警備員に取り押さえられていた屈強な男たち数名は、そのまま警察署へ連行され、事情聴取を受けることになった。

警察署に着くなり、橘彩花は相変わらず怒りが収まらない。国分礼二が差し向けた男たちを指さし、警察官に向かって声を張り上げた。

「警察の方! 見てましたよね!? 昼間っから会社の前で、私と友達に手を出したんですよ! どう見たって傷害未遂です! きっちり厳罰にしてください!」

対応したのは眼鏡をかけた中年の警察官だった。彼は眼鏡の位置を押し上げ、どこか事務的な口調で言う。

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