第128章 何かおかしい

そのとき、テーブルに放り出してあったスマホが、また狂ったように震えだした。

画面にでかでかと表示された「兄」の一文字に、橘彩花はびくっと肩を跳ねさせる。感電したみたいにスマホをひっつかみ、慌ててマナーモードに切り替えた。

——もう、出ない。

あのくそ野郎が、次にどんなことを吐くかなんて……考えたくもない!

「くそ野郎! 今日こそ罵り倒してやる! それで黙らないなら、私、橘を名乗る資格ない!」

彩花は大きく息を吸い込み、SNSのチャットを開く。指が火花を散らしそうな勢いで画面を叩き、溜まりに溜まった怒りを文字に叩きつけた。

「橘徹、あんた頭おかしいの!? 凛をみんなの前でいじめた上...

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