第160章 隠し子

リバーサイドレジデンス。

帰宅してシャワーを浴び終えた夏目凛がバスルームから出ると、髪はまだ濡れたままだった。スマホの画面には未読の通知がずらりと積み上がっている。

西村から三件。全部、既読スルー。

橘彩花から七件。

凛は彩花のトークを開いた。

橘彩花「凛!!! 今夜、鳴瀬先輩とご飯行った???」

橘彩花「鳴瀬先輩がSNS上げてる!」

凛は添付画像をタップする。

鳴瀬優真のSNSのスクショだった。

写っているのは喫茶店のデザート。あたたかな黄色い照明が器の縁を照らし、その横に湯気の立つ熱いお茶が二杯。本文はたった一言。

「お祝い」

コメント欄で、橘彩花のアイコンがやけに...

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