第170章 暴走

橘グループ。

橘徹のスマホは、午後三時を過ぎたあたりから鳴りっぱなしだった。

橘グループのラウンジのソファにもたれ、指先で画面を滑らせながら、届いたメッセージを一通ずつ確認していく。

国分礼二「橘徹、きちんと説明しろ。お前と夏目凛はどういう関係だ」

国分礼二「あのカフス、いつ渡した。あいつからどれだけ受け取った」

国分礼二「てめえ、無視してんじゃねえ」

国分礼二「警告だ。あいつに近づくな」

続く五通も、言っていることは同じだった。何度も何度も問い詰め、言葉はどんどん汚くなり、語気は目に見えて荒れていく。

橘徹は最後の一通までスクロールし、親指を止めた。

国分礼二「今日あいつ...

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