第180章 真相

拘置所、面会室。

午後二時。西村と原野が、ガラスの仕切り板のこちら側に座っていた。

国分礼二が、拘留服姿で入ってくる。髪は短く刈られ、顎には青い無精ひげが浮いていた。ひと回り痩せたのに、目だけがぎらついている。徹夜を重ねた狼みたいな、噛みつく気配。

椅子に腰を下ろし、受話器を取る。第一声は会社でも家でもなかった。

「……あいつは、どうなった」

西村の胸が、ずしりと沈む。

答えずに、彼はバッグから携帯用のタブレットを取り出した。変換ケーブルで受話器の音声端子に繋ぐ。

「国分社長。ご依頼の件です。相手から、今朝届きました」

国分礼二の視線が、タブレットへ落ちる。画面は真っ黒だった...

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