第22章 分をわきまえる?

記者会見場。フラッシュが目を刺すほどに焚かれる。

国分礼二は長机の中央に座り、顔色は雨でも降りそうなほど陰っていた。

大きく息を吸い込み、顔を上げる。氷みたいに冷えた視線が会場をなぞった瞬間、その圧に押されて、ざわつきがすっと引いた。

「私と妻の間に危機などありません。不倫もしていない。あの写真は切り取りによる悪質な誹謗中傷です。それから、妻の私的なことをこれ以上、どの媒体にも出さないでいただきたい。国分グループ法務部として、徹底的に対処します」

そう言い切ると、礼二は立ち上がり、警護に囲まれながら振り返りもせず会場を後にした。残されたのは、どよめきだけ。

……

同じ頃――星見市...

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