第7章
皆が膝をついた。見えない重圧に押し潰されるように。
疑ってはいた。だが実際に目の当たりにすると、魂の芯まで揺さぶられた。
カルロスが人の姿へと移る。
彼はもはや、盲目で片腕の浮浪者ではなかった。背筋を伸ばして威風堂々と立ち、深い金色の縦長の瞳――普段は容赦ない奈落のようなそれが、私へ向いた瞬間だけ柔らいだ。
「すまない、エレナ」彼は低く呟いた。
「君の安全を確実にするため、あの壊れた仮面を被り続ける必要があった」
私たちの子は、創造主級の可能性を宿していた。妊娠中のあの子は底なしの渦のように、途方もない量の魔力を吸い込み続けた。
もしカルロスが早々に神であることを明...
ログインして続きを読む
チャプター
1. 第1章
2. 第2章
3. 第3章
4. 第4章
5. 第5章
6. 第6章
7. 第7章
縮小
拡大
