第112章

悠は頷いた。

「わかった。じゃあ、検査が終わってから話そう。いい?」

千枝は少し考えてから、やはり頷いて承諾した。

たとえ手術になるにしても、とにかく検査は必要なはずだ。

そのとき、宮治幸佳が診察室に戻ってきた。

「行きましょう。まずは超音波検査室へ。手配は済んでるわ」

千枝は操り人形のように立ち上がり、悠の後ろについていった。

心の中はずっと不安でいっぱいだった。このこと、母に言うべきだろうか? それとも叔母に来てもらう?

いや、まずは沙百合を呼ぶべき?

綾子は自分よりも落ち着きがないから、やっぱり沙百合に来てもらう方がいい。

それとも、とりあえず誰にも言わず、自分一人...

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