第24章

バーは人の出入りが激しいし、あのときホテルのロビーにも人がいた気がする。そう考えると、千枝の頭は急にパニックに陥った。

晴美は慌ててスマホを取り出した。

「ほら、あの由利よ。初日の面接でやたらと偉そうにしてた子。彼女がグループチャットに上げたの、見てみて」

千枝はここで初めて、業務用のグループのほかに、社内の噂話専用のグループチャットが存在することを知った。

各部署の人間が参加しており、顔の広い晴美は古株の社員たちが集まる大きなグループにも入っていた。

しかし千枝のスマホには、業務連絡用のグループしか存在しない。

そもそも彼女の部署は自分一人だけなので、部署内のグループすら必要な...

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