第63章

千枝はバスルームで急いでシャワーを浴び、バスタオルを巻いて外に出た。だが、その直後に立ち尽くした。

悠はすでにシャツを脱ぎ捨てており、美しく引き締まった上半身を露わにしていた。

無駄な肉が一切ない、完璧なスタイル。滑らかで白い肌。千枝は、それに触れたときの感触まで容易に想像できてしまった。

最初は少しひんやりとしていて、すぐに熱を帯びていく。

悠は昂ぶるたび、彼女の身体にぴったりと密着し、まるで自分の中に溶け込ませようとするかのように強く抱きしめてくるのだ。

千枝はぎゅっと目を閉じ、肌を瞬時に桜色に染めた。

無理やり深呼吸をして目を開けると、悠の背中にある引っかき傷が視界に飛び込...

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