第65章

寿莉がわざとらしく咳払いをし、調子に乗るなと由佳に目配せで釘を刺す。

ここへ来る前の寿莉の忠告を思い出し、由佳は慌てて姿勢を正した。

「皆様、それでは私のデザインをご説明いたします」

前へ進み出てノートパソコンを接続すると、自身のデザインをスクリーンに映し出す。

「まず、こちらのダイヤモンドのデザインから――」

由佳のデザインは確かに斬新だった。一粒一粒のダイヤモンドに個別の意匠が施されており、分解すれば指輪、ピアス、ネックレスとして使え、組み合わせれば華やかな一つのブローチへと姿を変える。

その案が提示された瞬間、一同の視線は釘付けになり、梨乃と悠も真剣な面持ちで耳を傾けていた...

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