第66章

さすがはデザイン部のマネージャーだ。寿莉はすぐに今後の提携について考えを巡らせた。

悠は満足げに彼女を一瞥し、小さく頷いてその意見に賛同を示した。

拓洋は眉を上げ、「いい視点だ」と褒めた。

その一言で、双方の提携の基礎がほぼ固まった。

寿莉は畳み掛けるように尋ねた。

「では車田さんは、まず同タイプの新商品を打ち出すおつもりでしょうか。それとも、ハイエンドなデザイン路線でいくのでしょうか」

拓洋は少し考える素振りを見せたが、すぐに答えを出した。

「確かに、量産した方がコストは抑えられるな」

彼は根っからのビジネスマンだ。どうすれば利益を最大化できるか、熟知している。

彼が提供...

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