第79章

その場にいた全員が驚愕の目を和也に向ける中、悠だけが面白そうに口角を上げていた。

千枝のこの元彼は、実に滑稽で面白い男だ。

雪花は顔面を蒼白にしている千枝をちらりと見てから、冷ややかに言った。

「石川さん、発言には証拠が必要です」

「石川くん、滅多なことを言うもんじゃない」

宗則も和也を睨みつける。この若造は狂っているとしか思えなかった。

和也は負けじと首を伸ばし、声を張り上げた。

「当然、証拠ならあります!」

「だったら出してみろ!」

宗則がバンッとテーブルを叩く。

「ここはハッキュウ宝飾だ。君がふざけた真似をしていい場所じゃない!」

和也は終始沈黙を保っている悠の顔...

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