第91章

「確かにそうね」梨乃が傍らで頷いた。「どちらも作者本人じゃないんだし、まずは発表会を進めた方がいいんじゃないかしら」

周囲の人間もそれに同調した。

なんといってもここはハッキュウ宝飾の新作発表会だ。誰も波風を立てたくはなかった。

由佳が怒りを露わにして口を開く。「西園寺さん、そういう問題じゃありません。盗作の疑いがあるならすぐに対処すべきです。まさか、盗作された作品を発表会に出すつもりですか?」

彼女は振り返ってマンニを見た。「マンニ、あなたもうコラボの話を進めているんでしょう? 作者が自分の作品を盗まれたと知ったら、絶対に警察沙汰にするはずよ」

「確かに、すでに原作者の方とは接触...

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