第265章 両者の協力

青陽はバッと立ち上がった。その勢いで、彼の座っていた小さな椅子がひっくり返って地面に倒れる。「運気を借りる? そんなことが可能なのか?」

原田麻友は青陽に視線を向け、落ち着いた口調で言った。「不可能だとでも?」

神崎煌も冷笑を浮かべる。「もちろん可能だ。ここ数年、修行者たちがやってきた悪行は少ないとでも?」

その場にいた玄門の者たちの顔色が、わずかに変わった。

彼ら自身も玄門に身を置く者として、修行者が人を害したという話を多かれ少なかれ耳にしたことがあったからだ。

青陽は立ち上がったまま言った。「だが、これはただ事じゃない。運を借りるんだぞ」

神崎煌は相変わらず冷たい態度を崩さな...

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