第277章 カイドウの花の妖怪

「うわっ! なんて綺麗な景色なんだ! 綺麗すぎるだろ!」

「このお兄さん、民宿やってるんじゃないの! わざと宣伝しに来たとか!」

「あれってカイドウの木じゃない? もう秋なのに、カイドウが咲くわけない。偽物でしょ! 作り物の木でしょ!」

「絶対偽物だよ! 配信者の人気にあやかって、自分の民宿を宣伝するためだ」

 ミディアムレアのお兄さんは慌てて首を横に振った。「民宿じゃありません。本当に俺の家です。だから、うちで幽霊が出たのかもって言ったんじゃないですか」

「あのカイドウの木が、こんな風に咲いて。しかも一夜にして咲いたんです」

「カイドウの木だけじゃなくて、家の庭の外の花も、全部...

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