第279章 玄門の親分

それから十分間、おばあさんもミディアムレアも、どれだけカイドウの木に話しかけても、カイドウの木は一向に言うことを聞かなかった。

腹を立てたおばあさんは、くるりと背を向けて部屋の中へ入ってしまった。

「この花、もう見ない」

ミディアムレアは「……」となった。

彼はカイドウの木を見、それから固く閉ざされた部屋のドアを見て、仕方なくため息をついた。

「配信者さん、これからどうすれば?」

原田麻友は「……もし花の妖怪が意地でも花を咲かせようとするなら、すぐに妖力を使い果たしてしまうでしょう。でも、もしそれが彼女の選択なら、私たちに止めることはできません」と答えた。

ミディアムレアは沈黙...

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