第289章 夢に託す

「先生、私も夢枕に立たせてください」

「先生、うちにも親不孝な子や孫がいるんです。聞けば今の曾孫は、毎日クラブで踊り明かしているとかで、心配で心配で、生き返りたいくらいですよ!」

「曾孫がなんだってんだ、うちの息子こそ親不孝だ。四十過ぎても結婚しないんだぞ、死ぬ気かあいつは」

「うちの子孫は毎日寝そべってばかりだ」

「うちの子孫は毎日死んだように寝てるぞ」

「うちの子孫は貧乏で出前ばっかり食ってる」

「うちの子孫は貧乏でゴミ箱を漁って食ってる」

「うちの子孫は腹が減ると便所の糞まで食うそうだ」

……

佐野陽菜はますます突拍子もなくなっていく発言を聞きながら、小声で呟いた。「...

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