第309章 呪符の紙が無効になる

コン、コン、コン。

ドン、ドン、ドン!

教室の外から、慌ただしい足音が聞こえてきた。

皆の顔に喜びの色が浮かぶ。

しかし、天巫院玲幻と原田麻友の顔に、喜びの色は一切なかった。

なぜなら、その足音は明らかに一人分だけのものだったからだ。

バンッ。

教室のドアが勢いよく開けられた。

カメラマンが息を切らして駆け込んできて、原田麻友と天巫院玲幻に向かって言った。「向井辰也が……向井辰也がいなくなりました」

原田麻友と天巫院玲幻の顔色がわずかに変わった。

「いったいどういうことだ?」

カメラマンは息を整えてから、早口で説明した。「俺たちは先生の言われた通り、池のほとりで待ってい...

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