第337章 冥婚の物の怪

翌日。

一同は英気を養い、深夜になるのを待ってから、原田日菜が拾った例のご祝儀を取り出した。

ご祝儀は赤い紙でできており、中には民国時代の冥界のお金が分厚い束になって入っていた。

原田麻友はそのご祝儀をテーブルに置き、言った。「冥婚の相手が現れるのは、たいてい一人きりの時です」

「後で、あなた一人で部屋にいてもらいます。相手が現れ次第、私たちは打ち合わせ通りに、そいつを始末します」

原田日菜はご祝儀を受け取ると、震える声で言った。「麻友、怖い。本当に私一人じゃないとダメなの?」

「こっくりさんの時だって、みんな一緒だったのに怖かったのに、今は私一人だなんて」彼女は小声で続けた。「...

ログインして続きを読む