第352章 単推し?推しコンビ?

山口理沙の瞳がゆっくりと見開かれ、眼球が眼窩から飛び出さんばかりだった。

彼女はぐっと目元を押し、眼球を元に戻した。

呼吸をしていないはずなのに、まるで息を止めているかのような感覚に陥る。

田村玲央……。

田村玲央が原田麻友を好きだと認めた。

田村玲央が、彼女の目の前で、原田麻友を好きだと認めたのだ。

田村玲央が……まさか、認めるなんて。

山口理沙の驚愕の表情を見て、田村玲央は顔色一つ変えずに言った。「何をそんなに驚いてる?俺が原田麻友を好きなことなんて、お前はとっくに知ってたはずだろ?」

山口理沙は首を横に振った。「それは違う。あなたが原田麻友を好きなのは、私たちには見て取...

ログインして続きを読む