第367章 本妻は本妻、浮気相手は浮気相手

電話を切り、経理部長は原田麻友の方を向いた。その表情には、どこか呆れたような、それでいて腹立たしげな色が浮かんでいた。

この双子は、十年越しの恋愛の末に結ばれた妻との間に授かった子だ。

普段から目に入れても痛くないほど可愛がっている。

その我が子を呪うようなことを言われ、心中穏やかでいられるはずもなかった。

一方、原田麻友は一層険しく眉根を寄せていた。「まだご自宅と連絡を取る方法はありますか?」

経理部長は唇をきゅっと結び、何かを言いかけては堪えた。「自宅に監視カメラがあります」

ベビーシッターを雇っており、リアルタイムで様子を確認するため、寝室以外の共用エリアと子供部屋には監視...

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