第432章 再び村に入る

原田大翔は真っ青な顔で病室を出た。心臓がどくどくと脈打ち、背筋を這う悪寒がどうしても抜けない。

廊下の先で電話している制作チームのスタッフを見つけると、彼は矢のように駆け寄り、腕を掴んだ。

「原田麻友はどこだ」

「原田大翔、顔色悪すぎだろ。どうしたんだよ」

「原田麻友は」

「原田さんたち、両頭村に戻る準備してます。阿部監督が制作チーム連れて撮影に同行するって。もう出発するとこです」

居場所を聞くやいなや、原田大翔は走り出した。

「ついて来るのは構わない。でも生配信は禁止。必ず俺たちから離れるな。撮影後に出す映像も、全部チェックを通してからだ」

阿部監督が何度も頷く。

「わか...

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