第446章 呪い蔓延

十分後、患者は突然口を覆い、妻に向かって激しく瞬きをした。

妻はそれを察し、すぐさま洗面器を差し出した。

患者はゲーッと胃の内容物をぶちまけた。

ようやく吐き終え、ベッドに横になったかと思うと、彼はすぐさま布団を跳ね除け、トイレへと駆け込んだ。

「彼が出てくれば、もう問題ありません」

原田麻友は淡々と告げた。

警察官たちは真剣な面持ちで、深く頷いた。

だが、遠藤は眉をひそめた。

「これでは、ただの催吐剤と下剤を飲ませただけではないですか」

「催吐剤や下剤とは異なります。この二つは石の呪いを解くための薬です。単なる催吐剤や下剤では、石の呪いには全く効果がありません」

疑念を...

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