第462章 鬼を飼うこととクマン・トーン

「そうだよな。あいつらが拝んでるとこなんて、一度も見たことねえ」

「私も見ていません」

「俺もない」

入山も眉間に皺を寄せ、増田有華と青木柚を値踏みするように見据えた。

「あなたたち、拝んだことあるの?」

青木柚は露骨に話を逸らす。

「もちろん拝んでるって! こんな霊験あらたかなもん、見たら拝むだろ?」

「そうそう! 拝んだわよ。あなたたちが見てないだけ」

増田有華も慌てて言い添えた。

入山は顎をくいっと上げる。

「今まで見てないなら、今日は見せればいいでしょう」

「拝みなさい」

全員の視線が、二人に突き刺さった。

「拝めよ。やましいことがないなら、拝めるだろ」

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