第475章 財運が封じられる

ここまで聞いて、原田麻友はすべてを悟った。

予言を残す刃物売りは、天機を漏らすには必ず「ツケで刀を渡す」形を取らねばならない。そうして初めて、孽力の侵襲を免れる。

だが彼は赊刀もせずに天機を口にした。すでに孽力に食い込まれ、さらに言葉で殺業まで作ってしまったのだ。

「これは俺の業だ。息子にまで背負わせるべきじゃない。あの子はもともと俺が引き取った子で……俺のところに来てから、ろくにいい暮らしもできなかった。それなのに、俺が引き取ったせいで孽力まで受けさせるなんて……それは俺の罪だ……」

原田麻友は、さきほど見た若い男の顔を思い出す。

――三魂七魄が欠けている。気質も鈍く、孤魂や浮遊...

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