第505章 心菜

モニター越しに撮影映像を追っていた阿部秀吉は、ゲストたちの瞳の奥に隠しきれない怒りが次々と灯っていくのを見て、苦笑を漏らした。

原田先生よ……あんた、気づいたとしても黙ってるって選択肢だってあっただろ。

相葉百花は怒りがひと段落すると、今度は腑に落ちない顔で問いかけた。

「岩崎ばあちゃん、なんでこんなことしたんですか? これ、ぜんぶ……鬼、なんですよね?」

岩崎ばあちゃんはふう、と息を吐く。

「わしは生まれつき薄幸でな。身寄りもない。小さい頃から友だちもおらんかったし、それに――生まれつき陰陽眼じゃ。子どもの頃から、こういうもんが見えとった」

「だからの……あの子らが、わしの友だ...

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