第540章 幽霊車

「ゴッドハンド」は前を歩く人影について行きながら、カメラに向かって愚痴をこぼした。

「あれ? どうして戻ってきちゃったんだ?」

ゴッドハンドは自分の大型トラックを見つめた。

「どういうことだ。あんたの村はよそ者を泊めちゃくれないのか?」

新川市を長年走っている運転手は、時間が遅くなった場合、地元の村に泊めてもらうことがある。

泊めてもらえないなんて、これまで聞いたこともなかった。

「乗れ」

人影が彼に向かって言った。

ゴッドハンドは訳も分からず運転席に乗り込むと、人影も後から乗り込んできて、助手席に腰を下ろした。

「なんで乗ってくるんだ? これは俺の車だぞ。あんたも泊まらせ...

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