第600章 先生の正体

次から次へと荷物が運び込まれていくのを見て。

原田日菜は口元をひくりと引きつらせた。

原田拓也の表情も、どこか険しい。

中川裕大がどさりとソファに腰を下ろす。

「拓也、おまえさ、麻友さんに会いに来たんだろ。手土産は?」

「配信者が言ってたぜ。原田家の連中って、麻友さんにだけ妙に厳しいってさ。ほかのやつが麻友さんに頼みごとする時は、ちゃんと金も礼も揃えて低姿勢なのに、原田家の人間だけは偉そうで命令してるみたいだって」

「マジなのか?」

原田拓也:「……」

原田日菜:「……」

中川裕大に言葉を塞がれたまま、それでも原田日菜は口を開いた。

「私たちは家族よ。家族を、他人みたいに...

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