第651章 金をばらまく

御曹司が何十人も押しかけ、リビングの半分が人で埋まっていた。

残りの半分は、彼らが持ち込んだ贈り物で埋まっている。

田川希美がにこやかに言う。

「先生、これはほんの気持ちですの」

「そうそう、気持ちっすよ」

「原田先生のお好みが分からなくて、普段の贈り方で適当に……。もし的外れでしたら、どうかお気になさらず」

原田麻友は反対側の椅子まで歩き、腰を下ろした。

「わざわざ来た目的は、贈り物だけじゃないでしょう」

途端に静まり返る。視線が一斉に田川希美と久保田真美へ集まった。

久保田真美が気まずそうに口を開く。

「えっと……皆さん、自分の体に呪い虫がいると知ってから、どうにかし...

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