第717章 原田家の団欒

病院のほうは、原田拓也の退院を認めた。

いまの拓也の脚は、しっかり休養して定期的に病院で診てもらい、リハビリを続ければいい――それだけだ。

そして原田麻友も、谷口恵実と夫の谷口重雄に連れられてやってきた。

恵実は麻友の手をぎゅっと握りしめると、「見つかったって、こんな大事なことなのに、あの人たち、うちに一本も連絡よこさないのよ」と憤った。

「渉さんがあとから電話してくれなかったら、日菜ちゃんと麻友ちゃんが小さい頃に取り違えられてたこと、私たちずっと知らないままだったわ」

そう言っては、はあ、と嘆息しながら首を振る。

「それにしても、渉って子、なんで私たちに麻友ちゃんと連絡させない...

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