第739章 学校の九割は墓場跡

町を抜けると、原田麻友は山口理沙と一緒に車を降りた。

人のいない場所を選ぶと、原田麻友は懐から疾行の札を取り出す。

「そんなに急ぐ必要ある?」

「虎頭の亀尊が掘り当てられるとは思ってなかった。学校の件は、早めに片をつける」

山口理沙は肩をすくめ、原田麻友の手から疾行の札を受け取った。

「早く終わらせるに越したことないか。大野佳奈、最近なんだっけ……妖王決定戦? あいつ、どうにも信用ならないんだよな。下手したら派手にやらかす。見張っといたほうがいい」

「九禅と優子がいる。大丈夫」

山口理沙は首を横に振る。

「それがな……そうとも限らない」

呪符の紙をぺたりと身に貼った瞬間、肩...

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