第763章 義父さんに命を借りる

「天道は勤勉に報いる」そう言い切ったものの、声はわずかに揺れていた。

「配信者……つまり、俺がその義理の息子を知ってて、そいつに俺の命運――運勢まで奪われたってことか?」

「でも、あのときはただの赤ん坊だろ。生後1か月も経ってなかった」

「その義理の息子を迎えた家、暮らし向きは良くなかったんだよな?」

原田麻友がうなずくように促すと、「天道は勤勉に報いる」は小さく首を縦に振った。

「母さんが当時電話で言ってた。町外れの土壁の家に住んでて、夫婦そろって生活保護だって。母さん、気の毒に思って……親戚づきあいの印に、いくらか渡したんだ」

「なら、今すぐご両親に連絡してみてください。その...

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