第766章 口車の達人

村松夢子は話を聞き終えると、少し首をかしげて尋ねた。

「それって、教わる内容……そんなにすごいの?」

原田麻友は一拍置く。

「……修行するなら、すごい」

「……」

夢子は露骨に嫌そうな顔をして、ひらひらと手を振った。

「じゃあ、やめとく」

【やめないでよ!何その導入!この小説の始まり方なんなの!】

【俺がこの世界のNPCだって証拠がまた増えたんだが。なんで?どうして俺にこんな仕打ち?俺、主人公になれないの?】

【ってことは……あの手の話、フィクションじゃなくてルポだったの?洞窟に落ちたら白ひげのおじいさんが功法を授けてくれるとか、本当にあるの!?】

【くれよ!俺は学びたい...

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