第825章 千里隔てて悪人を調伏する術

祖母は怒り心頭だった。普通の人の目には掴みどころのないはずの魂までもが、みるみる歪み、凶相を帯びていく。

さっきまで騒然としていたコメント欄も、嘘みたいに雑多な書き込みが減った。

しばらくして、一花の父が原田麻友に言われた物を一通り持ち帰ってくる。

黒は義母をどうにか宥めると、カメラの前へ出てきて尋ねた。

「先生……娘の死の厄、どうすれば祓えますか」

「死の厄と言っても、必ず死ぬって意味じゃない。翼占いの生年月日と八字でいうところの、太歳が日主や用神を冲克して起きる厄だ。交通事故、刃物傷、銃創、外傷、手術……つまり、出血を伴う事故全般」

「よく言う、血の厄だ」

「これを消して、...

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