第826章 冥界の裁判所への直訴

もとはといえば、ネット越しにこの術を気軽に使って人を害そうとしていた者もいたのだろう。だが、その話を聞いた途端、誰もが背筋を冷やした。

「だからね。術を行う前に、まず冥界へ届け出る必要がある。理由をきちんと申し立てるんだ。――お前の訴えが事実なら、相手が死んだとしても、お前に罪業は積もらない」

配信ルームがざわめき立つ中、原田麻友はカメラに向かってふっと笑った。

「陽間の法律じゃ、ネットの陰に隠れた連中を裁けない。でも冥界の……あっちは裁ける」

「何をやってるんだ、あいつは!」

修行者の一人が机をバンバンと叩き、声を荒らげた。

「一般人に邪術を教える気か?」

「誰か止めないのか...

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