第828章 玄門を退ける

事務所。

だだっ広い会議室の外には部員が何人も集まり、皆が皆、固唾をのんで中の様子をうかがっていた。

そこへ誰かが声を上げる。

「親分が来た!」

原田麻友が入ってくる。張り詰めた顔が並ぶのを見て、彼女はわずかに口元を緩めた。

「部長……」

「親分、各派の玄門がかなりの人数で来てます」

そのとき、天巫院玲幻が会議室の扉を開け、険しい顔で出てきた。早足で原田麻友のそばへ寄り、低い声で告げる。

「厄介ですよ。向こうは最初から喧嘩腰です」

原田麻友は小さくうなずくと、そのまま会議室へ足を踏み入れた。

中にいるのは玄門の面々だけではない。渡部建の上司、そして事務所設立を主導した軍の...

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